第62回美術館探訪の会
山種美術館
皇室ゆかりの美術 ―宮殿を彩った日本画家―
2018年11月22日(木) 24名参加
今回は平成の終わりを目前に、皇室に繋がりのある絵画・工芸品のタイムリーな特別展です。
ロビーでの学芸員さんのレクチャー後、展示室で途中からギャラリートークをしていただけることになり、時間の関係で主な作品のみ詳しい解説をお聞きしました。
皇居宮殿を飾った美術品に感銘を受けた創立者山﨑種二が依頼した東山魁夷の「満ち来る潮」、皇居一般参賀にてお馴染みの昭和新宮殿にちなんで制作された山口蓬春の「新宮殿杉戸楓4分の1下絵」、橋本明治「朝陽桜」など一挙公開されています。当時どんなに活躍していても帝室技芸員になる事が如何に難しく、かつ特別な存在であったか伺い知ることができました。
また繊細な技巧が際立つ菊の御紋のついたボンボニエールなども間近に観られます。おめでたい節目に作られ、皇室ならではの逸品で目を引くものがあります。
70点ほどでしたが、皇室の繁栄を願う作家たちの並々ならぬ思いも作品を通して感じられました。
また、鑑賞後は近くの「写真食堂 めぐたま」で、18名の皆様と優しい味付けのランチをいただきました。
お集まり下さった皆様、お世話になりました山種美術館の方々に感謝申し上げます。
次回の美術館探訪の会は2019年3月頃を予定しております。